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2022.09.16更新

 1932年9月16日、中国東北部平頂山(旧満州、現遼寧省撫順市)で旧日本軍が炭鉱付近の集落の住民約3000人を虐殺した平頂山事件が発生しました。1996年に3人の生存者が日本政府に賠償を求めて提訴しました。裁判は、戦前の日本に賠償責任は問えないという「国家無答責」の理由により敗訴しましたが、虐殺事件の存在は事実として認定されています。
 事件から90年となる今年9月10日、90周年記念集会が開催され、当初から弁護団に参加していた泉澤章弁護士が当時の訴訟経過を報告しました。
 報告のなかで泉澤弁護士は「一番に考えたのは、事件を生き抜いた人たちの体験をどう法廷に示すかでした。(中略)今でも証言に触れるといたたまれない気持ちになります」と述べ、支援運動や訴訟を通して中国国内でも事件を考える機運が生まれ市民交流が続いていることなど、平頂山事件が持つ意味をあらためて考える集会となりました。
 集会の様子は国内の新聞のほか、香港フェニックステレビでも報道されており、1:10頃から泉澤弁護士の報告の様子もご覧頂けます。

【香港フェニックステレビ】日本民眾10日紀念平頂山慘案九十周年 籲勿忘歷史-鳳凰秀(日本民衆10日紀念平頂山慘案九十周年 吁勿忘歴史)(http://share.fengshows.com/article.html?id=53...305)

 平頂山事件90周年記念集会で報告する泉澤章弁護士

投稿者: 東京合同法律事務所

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