トピックス

2021.08.03更新

弁護士 泉澤章

 私たち「『桜を見る会』を追及する法律家の会」は、昨年2月、当時現役首相であった安倍晋三氏がその在任中、公的行事である「桜を見る会」に自らの後援会会員を大量に招き、さらには前夜祭と称して都内高級ホテルで豪華な夕食会を催し、その費用の一部を補填していた問題について、「現役首相の違法行為は許せない!」と立ち上がった法律家有志で発足しました。そして、昨年5月、1000名に近い法律家が告発人となり、安倍晋三首相(当時)や後援会役員を、公職選挙法違反(寄附行為)と政治資金規正法違反(不記載罪)で告発しました。昨年12月、東京地検は、高まる世論を背景として、私たちの告発をもとに、安倍晋三氏の秘書のひとりを、政治資金収支報告書に夕食会の補填費用を記載しなかった政治資金規正法違反(不記載罪)で略式起訴しましたが、安倍晋三氏については、公職選挙法違反、政治資金規正法違反のいずれについても「不起訴」としたのです。
 私たちは、「この問題の本質は、安倍氏が政治を私物化し、自らの後援会会員に対して利益を与えたところにある。検察は、公選法違反についてこそきちんと捜査すべきである」と言い続けてきましたが、検察捜査がそこまで及ぶことはありませんでした。
 そこで私たちは、今年の2月、検察の安倍晋三氏らに対する不起訴は不当であり、起訴すべきであるとして、検察審査会に審査を申立てました。申立から半年ほどが過ぎ、どのような結果が出るかやきもきしていましたが、7月30日に私たちに告げられた議決は、安倍晋三氏らに対する不起訴は不当であるというものでした。もちろん、私たちとしては起訴相当となるべきだとは思っていましたが、今回の議決は、私たちが最も求めてきた寄附行為にあたるか否かの点について、検察捜査をもっと尽くすべきであるとし、さらに最後の付言では、「政治家はもとより総理大臣であった者が、秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない。国民の代表者である自覚を持ち、清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際には、きちんと説明責任を果たすべきである」と、まさに私たちがこれまで述べてきたことを正面から受け止めた判断を示しています。
 この議決を受けて、検察が寄附行為の成否についても捜査を尽くすかどうか、現時点ではわかりません。しかし、もし検察がこのまま捜査を尽くすことなくもう一度不起訴と判断するならば、法の支配に対する国民の信頼を回復することなど到底不可能というべきです。
 「桜を見る会」をめぐる問題は、この国における法の支配や民主主義がきちんと機能しているかどうかを判断する試金石です。そして、検察が今後どのような結論を出そうとも、最後に審判を出すのは、法の支配と民主主義を支えている私たち国民の声だと思います。政治の私物化を許さず、そのような行為をした政治家を二度と国政を担わせないための選択が、今こそ求められているのではないでしょうか。

【関連記事】安倍前首相の不起訴不当が新聞一面で大きく報道されました【桜を見る会】(https://www.tokyo-godo.com/blog/2021/08/post-321-783352.html)

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.08.03更新

 安倍前首相の後援会が「桜を見る会」前夜祭で地元有権者の飲食費を一部負担した公選法違反(寄付の禁止)などの事件で、東京第一検察審査会が不起訴不当と議決した事が7月31日付け新聞各社の朝刊一面で大きく報道されました。

新聞各社の紙面

 議決では、秘書や安倍氏本人ら関係者らだけの供述だけで不起訴とした東京地検特捜部の処分について一部不当であるとし、メールなど客観的な資料のもとに前首相の犯意の有無を認定すべきだと指摘した上で、「『秘書がやったこと』と感知しない姿勢は国民感情として納得できない。きちんと説明責任を果たすべきだ」と付言がつくなど一般常識に沿って踏み込んだ内容となっています。
 検察審査会に審査を申し立てた「『桜を見る会』を追求する法律家の会」の中心メンバーとして取り組む当事務所の泉澤章弁護士のコメントした「どう考えても(公選法の)寄付行為だ。特に安倍氏の寄付行為について不起訴不当としたことは重い」「行政の私物化に対する国民の批判を受け止めた」「審査会は最大限の判断をしてくれた。検察は基本に立ち返って操作を尽くすべき」など掲載されました。
 皆さま方におかれましてもどうか引き続きご注視頂き、泉澤弁護士や「『桜を見る会』を追求する法律家の会」の1000人以上の司法関係者と一緒に声をあげて頂ければと存じます。

【関連トピックス】安倍晋三元首相らに対する東京第1検察審査会の「不起訴不当」議決について(https://www.tokyo-godo.com/blog/2021/08/post-322-783359.html)

【過去の関連トピックス】「桜を見る会」前夜祭問題・その後(https://www.tokyo-godo.com/blog/2021/04/post-270-771982.html)

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.07.21更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士のインタビュー記事が季刊「けーし風」で紹介されました。
土地利用法の成立を受けて、法の問題点や今後の取り組みについてお話させていただいています。
ぜひお買い求めください。

https://www.facebook.com/KeshiKajiFanFeng/photos/a.1291052960998830/3841729669264467/

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.17更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士が、6月15日の土地規制法案の成立を受けた院内集会で発言しました。特定の外国人を潜在的脅威だとする発想について、属性で判断するのもので外国人嫌いでありヘイトの公認だと指摘しました。神奈川新聞が、発言を紹介しています。
ぜひご覧ください。

【カナコロ】「法が外国人、沖縄差別を公認」市民団体、土地規制法を批判(https://www.kanaloco.jp/news/social/article-541743.html)

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.09更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士のコメントが、6月8日のTBS系列のNスタとNEWS 23で紹介されました。土地規制法案の問題点についてお話させていただいたものです。
ぜひご覧ください。

【TBSNEWS】成立か廃案か・・・「土地規制法」意外な影響(https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4287235.html)

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.08更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士が、6月8日の19時からポリタスTVに出演します。土地規制法案についてお話させていただきます。聞き手は津田大介さんです。
ぜひご覧ください。

【ポリタスTV】https://twitter.com/tsuda/status/1402145000968790019

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.08更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士が、土地規制法案に反対する全国地方自治体議員の会見に同席し、法案の問題点についてお話させていただきました。
8日付の琉球新報でコメントを取りあげていただきました。
ぜひご覧ください。

【琉球新報デジタル】「誰もが調査対象になる」 土地規制法案で地方議員らが懸念すること(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1335022.html)

 

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.04更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士が、4日の20時から配信番組に出演します。
土地利用規制法案の問題点について、国会での審議などもふまえて解説いたします。
ぜひご覧ください。

【馬奈木厳太郎の「憲法のいろはのい」Presented by #8bitNews】https://www.youtube.com/watch?v=nfKoLmc_yvA

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.02更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士の原稿が、WEB論座で公開されました。
土地利用規制法案の問題点について、衆議院での審議などもふまえて解説したものとなります。
ぜひご覧ください。

【WEB論座】矛盾深まる土地規制法案――数百万人の私権制限の恐れ。入管法に続き廃案しかない(https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021060200001.html)

投稿者: 東京合同法律事務所

2021.06.01更新

当事務所の馬奈木厳太郎弁護士が、動画配信番組chooselifeprojectに出演します。

土地利用規制法案の問題点について解説を行います。
配信は6月2日の21時から。聞き手は町田彩夏さん。
ぜひご覧ください。

https://twitter.com/chooselifepj/status/1399584776068075524?s=21

投稿者: 東京合同法律事務所

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