コロナ禍のために放送が中断していたNHKの連続テレビ小説『エール』が再開されました。
前回のオリンピックで入場行進曲を作曲した古関裕而をモデルに、2020東京オリンピックに合わせた企画でした。残念ながらコロナ禍で延期(中止?)となってしまいましたが。
ドラマでは少しずつ名前は変えてあるものの、実在の歴史上の人物を想い描かせてくれます。作詞家の村野鉄男が野村俊夫、歌手佐藤久志が伊藤久男、作曲家木枯正人が古賀正男、そして故志村けんが演じた小山田耕三は日本作曲界の大御所山田耕筰、柴咲コウの双浦環は三浦環をモデルとしていると思われます。ただ、三浦環は山田耕筰より年上で、東京音楽学校(現東京芸大)では三浦が山田を教えた関係にありました。志村けんと柴咲コウでは逆となっていますが。
ちょうど先週あたりから戦時期を扱いはじめました。これまでの連続テレビ小説が戦争期を否定的に描くことが多かったのと比べると、今回の「エール」は予科練の生徒を採り上げるなど、少し変化が見られるような気がします。
今週、来週にかけてどう展開していくのか、注目したいと思います。
2020.10.09更新
【コラム】『再会した"エール"』
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