トピックス

2020.12.25更新

 新型コロナウイルスによって売り上げの減った会社で働く方から、社長が整理解雇を検討しようとしているという相談を受けました。
 整理解雇は通常の解雇よりも厳しく判断され、①人員削減の必要性、②解雇回避努力が尽くされたこと、③人選の合理性、④手続の相当性が必要になります。
 この②の解雇回避努力の判断に当たっては、会社がきちんと新型コロナウイルス関係の助成制度を利用し、それでもなお雇用の維持が難しい場合であるかどうかが問題になると考えられます。
 この相談では、社長に整理解雇の要件がとても厳しいことを伝え、職場の労働者で協力し合って社長と交渉したほうがいいと伝え、実際に、整理解雇の動きはなくなりました。早めに相談していただいてよかったです。
 会社から解雇の話が出たら、解雇の話が進む前に、まずはすぐに弁護士にご相談ください。
 もし解雇になった場合は、解雇予告手当は受け取らずに、まずご相談ください。

弁護士 緒方蘭

緒方弁護士はこちらの記事も書いています】
 ・新型コロナウイルスの影響で、賃金減額されたり解雇を言い渡されたりしたら?
 ・一方的な給料3割減額は認められる?-売上が減少した飲食店従業員のケース-【コロナ相談事例】

【コロナ労働問題特設ページ】

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.12.25更新

 新型コロナウイルスにより売上げが減少した飲食店で、労働契約上の合意、就業規則の変更もなく、使用者が一方的に賃金を3割近く減額したケースについて、相談を受けました。
 賃金を減額するには、労働契約の変更をするか、就業規則の不利益変更の要件を充たす必要があります。就業規則の不利益変更には、労働者との間で変更を合意するか(労働契約法9条)、使用者が変更後の就業規則を労働者に周知させ、かつ、就業規則の変更が、労働者の受ける不利益の程度、労働条件の変更の必要性、変更後の就業規則の内容の相当性、労働組合等との交渉の状況その他の就業規則の変更に係る事情に照らして合理的なものであることが必要です(労働契約法10条)。
 このケースでは、労働契約上の合意がなく、就業規則の不利益変更の手続も踏んでいませんでした。減額もかなり大幅ですので、争うことができる可能性が高いと回答しました。
 使用者から一方的に賃金を下げると言われた場合は、受け入れたりせずに、まずは弁護士にご相談ください。

弁護士 緒方蘭

緒方弁護士はこちらの記事も書いています】
 ・新型コロナウイルスの影響で、賃金減額されたり解雇を言い渡されたりしたら?
 ・社長が整理解雇を検討している-整理解雇が撤回されたケース-【コロナ相談事例】

【コロナ労働問題特設ページ】

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.12.17更新

12月29日(土)から新年1月4日(月)まで、休業とさせていただきます。

なお、メールフォームでの法律相談申込みは年末年始の休業中も受付けておりますが、

ご予約確定の連絡を差し上げるのは、1月5日(火)以降になりますのでご了承ください。

皆様におかれましては、どうぞよいお年をお迎えください。

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.12.10更新

12月12日(土)午後5時30分放送のTBS報道特集で、「桜を見る会」の特集が放映されます。

当事務所の泉澤章弁護士が番組内で発言します。

https://www.tbs.co.jp/houtoku/

 

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.12.07更新

 当事務所の泉澤章弁護士が香港のフェニックステレビでコメントが放送されました。安倍前首相の公設秘書らの起訴が騒がれており、桜を見る会の疑惑がいよいよ深まっていることが紹介されています。↓のリンクより動画でご覧頂けます。(YOUTUBEのように動画中央の白い三角▷を押すと再生します。)
【動画:フェニックステレビ(鳳凰衛視)】http://share.fengshows.com/article.html?id=c9ba1454-910f-417b-98e9-7c5a17bc7524&channelID=r06&time=1606994332.334878

 泉澤章弁護士はコメントで公職選挙法違反となる寄付行為、政治資金規正法違反となる収支報告書への不記載という2つの安倍前首相の違法行為が今回の捜査で明らかになると思うとコメントしています。泉澤弁護士も中心メンバーとして参加している「『桜を見る会』を追求する法律家の会」では、のべ1000人以上の弁護士や学者が公職選挙法違反と政治資金規正法違反を理由に今年の5月に告発しています。

【関連】「桜を見る会」前夜祭をめぐって、弁護士や法学者662人が、安倍首相と後援会関係者を刑事告発しました!https://www.tokyo-godo.com/blog/2020/05/post-154-737502.html

 

 

 

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.11.25更新

 本日(11月25日)東京新聞朝刊の「こちら特報部」に当事務所の泉澤章弁護士のインタビューが掲載されました。
 桜を見る会の前夜祭において5年間で不足分の総額800万円を補填していた疑いがあるとして、安倍晋三後援会の秘書や会計担当者ら関係者を東京地検特捜部の事情聴取していた事が報道されました。
 泉澤弁護士も参加する「『桜を見る会』を追求する法律家の会」では不足金額の補填が公選法が禁じる有権者の寄付行為にあたり、政治資金収支報告書への不記載を政治資金規正法違反であると刑事告発してきました。
 報道によると東京地検の事情聴取に安倍晋三前首相の関係者らは一部補填した事実を認めているようです。国会で虚偽答弁を繰り返していたことになる安倍前首相の疑惑は濃厚ですが、当時官房長官として答弁した菅首相の責任も問われます。インタビューの中で泉澤弁護士は「安倍政権の官房長官として対応した菅首相に責任がないわけはない。この問題が終わったかのような姿勢は許されない」とコメントしています。

東京新聞こちら特報部

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.11.04更新

10月30日に開催された「国政私物化をやめさせよう!~森友・加計・「桜」の徹底追求を~」の市民集会の動画がYOUTUBEからご覧頂けます。

この集会では、日本学術会議の任命拒否問題から、桜を見る会、森友加計問題まで、政治の腐敗を正すために最前線で取り組んできた登壇者が縦横に語ります。当事務所の泉澤章弁護士が司会を務めています。

【YOUTUBE】1030 国政私物化をやめさせよう!市民集会https://www.youtube.com/watch?v=1jM84U8W3Vk&feature=youtu.be

~式次第~
1 開会の趣旨 小野寺義象弁護士
2 野党議員より 社民党・福島瑞穂参議院議員
3 森友問題 阪口徳雄弁護士
4 桜を見る会問題 石戸谷豊弁護士
5 日本学術会議問題 岡田正則教授
6 加計問題 前川喜平氏
7 野党議員より 日本共産党・田村智子参議院議員
8 野党議員より 立憲民主党・奥野総一郎衆議院議員
9 特別報告~政権の国政私物化で日本の政治状況はどうなったか~ 上脇博之教授
10 署名提出報告 「桜を見る会」を追求する県民の会・宮城
11 野党議員よりメッセージ れいわ新撰組・山本太郎代表
12 アピール読み上げ
13 閉会

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.10.24更新

先日お知らせしました今市事件シンポジウムが本日開催され、50人以上の参加者が集まり盛況のうちに閉会しました。当事務所の泉澤章弁護士がコーディーネーターを務め、横山雅弁護士が事件の概要と経過を報告しています。

シンポジウムの記録映像が↓のYOUTUBEよりご覧頂けます。

【YOUTUBEリンク】https://www.youtube.com/watch?v=tVLzrBFUAxE&feature=youtu.be

ぜひ多くの皆さまにご視聴頂き、今後とも今市事件をご支援頂ければと存じます。

 シンポジウム会場の様子

【関連記事】【10/24(土)】シンポジウム・今市事件は終わっていない 開催のお知らせ【えん罪事件】https://www.tokyo-godo.com/blog/2020/10/1024-755253.html

 

 

 

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.10.22更新

 今週土曜日10月24日の14時より、今市事件のシンポジウムが開催されます。
 無実を訴える勝又さんを支えてきた5人のパネリストが登壇し、再審開始へ向けた取り組みを語ります。
 ネット配信もされますので、ぜひ多くの方にご視聴頂きたく存じます。

シンポジウム 今市事件は終わっていない―誤った有罪判決を斬るhttp://www.kyuenkai.org/1024/

 パネリストは以下の方々です。
   木谷 明:元東京高裁判事、弁護士
   白取裕司:北海道大学名誉教授、神奈川大学教授、弁護士
   豊崎七絵:九州大学教授
   周防正行:映画監督、再審法改正市民の会運営委員
   今村 核:弁護士(今市事件元弁護人)

 当事務所からは、コーディネーターを当事務所の泉澤章弁護士が勤め、事件の概要と経過を横山雅弁護士が報告します。

【今市事件】
 2005年12月1日、栃木県今市市(現日光市)の小学1年生の女児が行方不明となり、翌日、茨城県の山林で遺体が発見されました。事件発生から約8年後、警察は勝又拓哉さんを偽ブランド品の販売など商標法違反、銃刀法違反(ナイフの収集)の疑いで別件逮捕して殺人事件の取調べをおこない、強引に自白をさせて起訴しました。
 2016年4月、一審の宇都宮地裁では、警察が強要した自白に基づき、女児を拉致してわいせつ行為をし、ナイフで刺して殺害したあと遺体を山林に遺棄したことを認定して、無期懲役の判決をしました。
 二審の東京高裁では、自白にある精液など「わいせつ行為」の痕跡がなく、勝又さんのDNAも検出されず(別人のDNAは検出されている)、自白した殺害方法や場所も物理的に不可能など、無罪を裏付ける様々な事実が明らかとなり、自白は信用できないとして一審判決は破棄しました。しかし、殺害日時や場所を広げた訴因変更を検察に薦めた上で、高速道路の車線カメラ(Nシステム)に車が映っている、母にかけた迷惑を謝罪した手紙などの「情況証拠」によって犯行が認められるとして、あらためて無期懲役判決を出しました。
 一審の宇都宮地裁の裁判員裁判でも、勝又さんの犯行を裏付ける物的証拠が無いなか、有罪とする根拠は「自白」と「状況証拠」だけであり、「状況証拠」だけでは有罪にできないことを認めています。しかし、「自白」が信用できるとされたことで、「状況証拠」と「自白」をあわせれば犯人と認定できるとされました。この「自白」の信憑性を否定してなお有罪ありきに固執する刑事司法の異常性が表れているのです。弁護団は最高裁に上告しましたが、今年の3月4日付けで、最高裁は上告を棄却しました。

 勝又拓哉さんは現在、千葉刑務所に収監されています。獄中から再審をめざして頑張っています。
 ぜひ、多くの方にご視聴いただきたく存じます。また、ぜひ周りのご友人方やSNSなどで拡散頂けますと幸甚です。
 事件の詳細と判決の問題点については、下記国民救援会のリンクから詳細がお読み頂けます。

【リンク】国民救援会-今市事件-
http://www.kyuenkai.org/index.php?%BA%A3%BB%D4%BB%F6%B7%EF

【PDF】シンポジウム今市事件は終わっていない―誤った有罪判決を斬る

シンポジウムチラシ表面

 

シンポジウムチラシ裏面

投稿者: 東京合同法律事務所

2020.10.12更新

10月31日(土)に電話での相談を行います。

弁護士や労働組合など、労働問題の専門家が電話でご相談をお聞きします。お気軽にお電話ください。

※弁護士と対面での相談をご希望の場合は、前日の午後5時までに下記の電話番号にご連絡の上、ご予約下さい(相談料は無料です)

時  間:午前10時~午後4時

電話番号:03-5797-7730

https://www.tokyo-godo.com/asset/201031.pdf

10月31日:労働相談ホットライン

投稿者: 東京合同法律事務所

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