当事務所の加納小百合弁護士が執筆者の一人として書きあげた書籍「権利保護保険のすべて」(LAC研究会編、(株)商事法務)が発刊されています。制度内容、今日の課題、将来の課題等を詳しく解説した日本初の書籍であり、弁護士や研究者のみならず、保険会社の関係者にとっても役立つ一冊です。
権利保護保険とは・・・
事故にあった場合などに弁護士費用が支払われる保険です。これまで交通事故の特約保険として弁護士費用特約が普及していましたが、最近では離婚、遺産分割、労働等の一般民事紛争にも適用され始めています。費用と時間のかかるこれらの民事裁判ですが、日弁連が20年以上にわたって取り組んできた権利保護保険への要望が実を結び、弁護士費用負担を気にせずに納得のいく権利救済を求めることができるようになりつつあります。
加納小百合弁護士は日弁連リーガル・アクセス・センター委員(PT座長)および東京弁護士会リーガル・アクセス・センター運営委員会副委員長として、皆さまが利用しやすい裁判による権利救済を実現する活動に取り組んでいます。
〈主要目次〉
第1章 わが国における「権利保護保険」研究の歩み
第2章 わが国の「権利保護保険」の理論的検討と克服すべき課題
第3章 権利保護保険普及や課題克服のために行うべきさまざまな方策と具体的な施策
第4章 主要弁護士会の具体的取組み
第5章 事例研究
■ケース1 商品解説『弁護のちから』――約款解説を中心に
■ケース2 商品解説『弁護士費用保険 Mikata』――約款解説を中心に